散文9

叶わぬ願いを想う時
人が神の名を呟くのは
神がもう死んでしまったと
知っているからだろうか。


君の苦しみが僕のものになればいいのに
僕はもう何も悲しくないから
失うものなんて、君以外に何もないから
君の苦しみを
君の不幸を
僕が肩代わりできればいいのに

泣いている君に何も出来ないことが
僕にとって一番の不幸だっていうのに。


僕以外の皆が幸せになることが
僕の幸せ。

ヲタク乙

さよならじゃなくてまたねと笑った
君の笑顔が未来への約束
走り出す誰より高く飛べるよう
僕の歩いてく道が 誰かの虹になる



ポップス路線も楽しいかもしれない

それでも人間を愛してる

傷つけて傷つけられて
愛し合って憎しみあって
争いの終わらないこの世界
それでも僕は、人間を愛してる
弱すぎる人間だからこそ、きみを愛してる。


さよならじゃなくて
またね
それは未来への確かな約束。

散文８？

今朝あがった雨の水溜まりが空を映して
その上を自転車で滑るよう走る
僕はまるで鳥になったかのよう

誰より自由な翼を広げ
空へかけ上ろう

羽なんかなくても
人は夢で空を飛ぶ。

もう、夜が明けるね

夜明けを迎える瞬間が何より嫌い
朝になったらコンクリート製の檻のなか
一列に並ぶひとたちのなかにまぎれてあるきださなきゃいけないんでしょ。
それならいっそ朝なんか来るなって。

散文７

世界で一番の幸せ者にはなれそうもないから
愛する人よ、君がなってくれよ
少なくとも僕よりは
幸せになることを祈るよ

散文６

私が死んでも、泣かないで
何度でも生まれ変わってあなたを探そう
きっと呼ぶから
あなたを呼ぶから

貴方が鳥なら雲になろう
貴方が木ならそよぐ風
何度も何度も姿を変えて私はいつでも側に寄り添う

何度でも生まれ変わってあなたを呼ぼう
何度でも死んであなたを探そう

ねぇ、泣かないで
貴方を愛してる人は、きっと案外そばにいる

たとえばあの路地裏
雨の軒下
あのひ私を拾ったように、きっとまた、二人は会える

もう私の声は途切れるけど
生まれ変わってあなたを呼ぼう

だから泣かずに待っていて
私があなたを見つけ出すから。

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うちのいぬが死んだら…と考えながらかいたら泣きそうになってきた←

散文５

心を殺して
そうすれば傷付かずにすむから
何も感じないようにすれば
寂しくも苦しくも悲しくもないでしょう？
笑顔の仮面を貼り付ける僕

外面では媚びて甘えて
中身なんかみせてあげない

封じ込めた鍵を捨てて
もう二度と
心をひらかないと思ったのに

言葉が声が存在が
僕の仮面を剥がしてく
言葉が声が存在が
僕の心を融かしてく

涙の止めかたを、どうか教えてください
寂しさのやりすごしかたを、僕は知らない

涙の止めかたを、どうか


窓辺で独り、夢を見る。

散文４

つかれた体を寄り添い眠る
弱い二人には未来なんて ありはしないけれど。

君はこの世界の全てが悲劇か何かみたいに泣いてた
僕はこの世の全てが敵か何かみたいに背を丸め
君を抱いたまま時が止まることばかり、願っていた。

朝なんて来なければいい
身を引き摺り駆り出され馬鹿みたいな戦いに身を沈めるくらいなら

朝なんて来なければいい
明けない夜はないなんて、大した脅し文句だ。



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例によりねむれまてん

散文３

信じるから馬鹿をみる 愛すから裏切られる
それがこの世の理 それがこの世の中

なぜ蟻のように群れて なぜ右に倣う？
なぜ猿のように群れて なぜ傷つけあう？

誰かと同じでなければ そんなに不安か

そんなにも小さな世間で 形見狭く右に倣って
生きるくらいなら一人のほうがまし

信じて信じて信じて信じて信じて信じて信じても 無駄で
君は人並みに流れていなくなった
一人の背中抱えて 確かに泣いた

失う痛みなんか知りたくなかった

くだらないくだらないくだらない

愛されるために愛せって言うなら俺を愛してみなよ
信じられるために信じろって言うなら俺を信じてよ

世の中に背くのが怖いからって、捨てていくのですか

壁の向こう、本当の世界が俺だけのこして流れてく

今日からは独り歩いてく。