狂想

孤独と自由は隣り合わせで　私の両肩にのしかかる
愛を与え、希望を教えた　貴方はどこか遠い旅路へ
所詮愛無き異形の獣　溶けた心も凍り始めた
貴方と出会いさえしなければ　失う辛さ知らずに済んだのに

狂っているのか　私は
何故　ココには　誰も居ない？

貴方以外の誰にも私に触れられない
貴方以外の誰もが私を遠ざけた

「去り行く貴方の幸せを願えない」

愛する人の幸せを願うのが本当の愛だと言うが
つまり彼らは私如きが幸せになるなというのだろうか？
私の瞳を覗く誰もが　悲鳴をあげては去っていく
初めて知ったその温もりにすがることは罪だというのか？

貴方だけいればいい
いっそ殺してくれないか？

嘘に塗れたこの腕じゃ貴方を汚すだけ
光を求める貴方には私は触れられない

「世界中で私以外が幸せになればいい」

Please believe that only this love was true...

取り繕った言葉など虚しく響くだけ
貴方の顔など見たくない。今すぐ去ればいい

「その旅路の果てに光があればいいとただ願う…」

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螺旋と倫理以来。
この歌詞は割と納得がいった。
（いつも納得いかなくて書き直しまくるんです。）

愛と憎しみって、相反するようで紙一重。
感情は紙一重なようで矛盾してて、つまり矛盾しているという事が必ずしも相反してるわけではないのかなぁ…。

最近思うのですが、私の歌詞のテーマは「矛盾」だとおもう
人の心に住む矛盾だとか、社会の矛盾だとか。

Ray-Artiesとしてのテーマは…わかんないけども。

倫理崩壊/歌詞

美辞麗句並べた物語の中で
人が死んでみせれば
それなりの涙は頂戴できるのかい？

恋人・空・君と僕
ひいては神・世界さえ

商業思想の中で今日も歌が汚されてく
死ぬうたを作れば売れるんだろ
簡単に人を殺すな
その歌と同じように死んでみろ、苦しみがわかるかい？

「恋人を殺したわ私を見ないから。
一緒に死ぬのよ、可哀想な私」

なんて陳腐な歌が
ヒットチャートを賑わせる
人工過密の日本に増えてくヒロイン

狂った思想の中で今日も心が殺されてく
「死ぬなんていえば同情がかえるかなぁ？」
覚悟もないくせに死ぬなんて寝言を言うな
本当は、君は生きていたいんだろ？

ご機嫌取りの得意なロック・スターが溢れて
ニーズに脚色された有りがちなラブソング

商業思想の中で今日も歌が汚されてく
売れること考えて歌うんですか？
心が叫んでいる、綺麗事ばかりじゃない
心から、僕は歌を歌っていく

狂った思想の中で今日も心が殺されてく
「死ぬなんていえば同情がかえるかなぁ？」
覚悟もないくせに死ぬなんて寝言を言うな
だれだって、みんな生きていたいんだろ？