きっかけは、ささいなことでした

何気ない一言に、私の何かが噴出した瞬間でした。
今まで積み上げてきたもの、今から積み上げようとしていたもの、
成し遂げようとしていたもの。それはなんなのだろう？

だれだって、嫌われるために知り合いたくはないのに、
何でそんな事を言うんだろう。

今まで結局、楽しそうに会話をしていたのに、腹のそこでは…違うことを考えていたのか。
そんな事を考えていると、人間とかかわること自体が苦しくなる。

どうせあなたもいっしょなんだ。

そんな考えが頭をもたげる。

働きたくない。

小さいときにそう思った。今ではそれが、｢誰とも会いたくない」という意味だったんじゃないかと思える。

だとすると、小さいときにすでに、私は壊れていたのだ。

壊したのは誰？

親だとか、環境だとか、そういうことを言うつもりはない（まあ、多少特殊ではあるけれど）
じゃあ、何故？と考えたときに

最初から壊れていた。という
初期不良でした。という

救いようのない結論に落ち着いた。


手元に、高校生の頃に書いた詩がある。



簡単な答え　ただひとつ
「生まれたことが、罪でした。」


なんだ、そうか。
私は、もう何年も前に、辿り着いてしまっていた。




これから、何処に行けばいいだろう。